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ネットワーク上でのコミュニケーションをはかる時のエチケット を表す言葉で、ネットワーク+エチケットの造語です。相手の顔 が見えない分普段のコミュニケーションよりも難しい面もあるの で、十分注意して下さい。
詳しい解説は RFC1855 を入手して目を通してみて下さい。日本語訳 RFC1855-JP-taka (FYI28-JP-taka) もありますので、こちらを試してみても良いでしょう。
mailer。メールソフト。メールを読んだり・書いたり・送ったり・ 受けとるためのユーザインターフェース。MUA (Mail User Agent) とも いいます。代表的なものにEudora, AIR-Mail, LaMail, (ucb)mail, MH, WinBiff, 電信八号等があります。
また、Netscape Navigator や Internet Explorer などの WWW ブラ ウザにはメールを出せる機能がついていますので、これを利用すること もできます。ただし、Internet Explorer や Microsoft Exchange など のメールソフトには最初の設定ではインターネット上で使うには問題が ありますので注意が必要です。
メールを受け取る為のアドレス。郵便でいうところの住所に相当す るものです。メールのやりとりにはこのメールアドレスを用いて行ない ます。このメールアドレスを1文字でも間違うとメールが 正しく配送さ れませんので、メールアドレスは正確に書くように心がけましょう。
相手のアドレスを手で書き移すと書き間違いやすいので、相手から 来たメールからコピーしたり、メールソフトのアドレス帳に登録してお くことをお奨めします。ただし、送る前にはメールアドレスを再確認 する癖を付けるようにしましょう。
メールの最初の部分をヘッダといいます。宛先や送り主、その他 い ろいろな情報や指示が書きこまれています。
From field はメールを書いた人のメールアドレスを表します。通 常、そのメールにリプライする場合は From field に書いてある メー ルアドレス宛のメールになります。ただし、 Reply-to fieldが設定されている場合は、 そち ら宛のメールになります。
To field はそのメールの宛先を示します。ここにメールを送り た いメールアドレスを書けば、そのメールアドレス宛にメールが配送され ます。複数の人に送りたければ、','(コンマ)で区切って 送りたいメー ルアドレスを列挙します。
Carbon Copyの略。他の人にもコピーを送ります。
同じ内容のメールを複数の人へ同時に送りたいときに、headerの "Cc:"で始まる行(複数行に分けて書けるので、正確には field)に書き込みます。
To: taro
Cc: hanako, ichiro, ziro
このメールは taro のほかに hanako, ichiro, ziro に届きます。 なお、
To: taro, hanako, ichiro, ziro
としても効果は同じです。
Ccでおくる場合、メールアドレスは特に間違わないようにしましょ う。いくつかあるアドレスのうち、ひとつのメールアドレスを間違えて も他のメールアドレスにはメールが届きます。しかし、そ のメールは 間違ったメールアドレスが記入されているので返信するとエラーになり 相手の迷惑です。
Blind Carbon Copy。コピーを送るという意味ではCc行と同じです。
Ccの行に書いたメールアドレスは送った相手にも伝わりますが、 Bccの行の内容は相手にはわかりません(相手の返信はBccには届きませ ん)。保存や確認のために自分自身に送る場合や議論に参加す る必要は ないが知らせておきたい相手に送る場合に使います。
相手に届いたメールでは、Bcc: の行は削除されています。また、 メーラによってはBcc: の設定ができないものがあります。
メールの返信を From: 行に書かれているメールアドレス以外のと ころに送ってほしいときに、この行をヘッダにつけます。
MLなどでは返事が発信者でなくMLに届くように、Reply-To がMLの メールアドレスになっていることが多いです。
Subject field にはそのメールのタイトルを書きます。メールの 内 容を簡潔に表したタイトルをつけるのが好まれます。逆に "hello" や "question" や "help me" などの意味の無いSubject は好まれません。特にML にメールを書く時に は注意して下さい。何故ならML に参加している皆 が本文まで読 んでくれているとは限りません。Subject を見てそのメー ルを読むかどうかを決めている人が大勢います。つまり Subject を簡 潔 に書くことは自分のメールを読んでもらう有効な方法の一つなので す。
また、Subject に日本語を含める場合には 文 字化けなどにも注意しましょう。
大抵の場合は大丈夫なのですが、ときにあなたの書いた日本語 (2byte文字)のSubject が文字化けすることがあります。何故でしょ う。
理由はいろいろあります。
1. メール配送プログラムによっては、日本語に対応してない場合 があります。そのときは題名中の日本語が始まることを示す記号 の一部(ESCコード)が落ちたりして文字化けしてしまいます。
2. 文字化けではありませんが、よくあることに、相手がMIMEに対 応してないということがあります。あなたのメールソフトがMIME に対応していて、日本語で書いた題名をASCII文字列に符号化して いるかもしれません。これは、本来の文字化けを防ぐためなので すが、残念なことにすべてのメールソフトがこの符号化した題名 を 復元できるとは限らないのです。相手のメールソフトがMIMEに 対応してない場合には、あなたの書いた日本語の題名は意味不明 の文字列に見えてしまいます。
(なお、題名の日本語はMIMEで符号化せずにJISコード (ISO-2022-JP)のままで送るべきだという意見もあり、題名の日本 語の取り扱いはまだ論議中です。)
3. あなたの使っているメールソフトが正しい処理をしていない。 PC上のメールソフトの中には、Subjectの日本語の処理に問題があ るものがあります。有名なソフトでも正しい処理をしていないも のも多く問題となっています。
なお、日本語 subjectについて詳しい解説(Netnewsの場合ですが) が、
「日本語ヘッダーについて」
(http://www.cup.com/negi/jheader.html)
「Subjectは日本語で書こう」
(http://weyl.math.tsukuba.ac.jp/~shin/kanjiheader0/index.html)
にあります。
コンピュータ内部ではデータはすべて数字で扱っています。その ため、コンピュータで文字を扱う為には、文字と数字を対応づけ なければなりません。文字コードとは文字に対応した数字のこと を表します。どのコードにどの文字を割当てるかは国際規格とし て定められています。
文字コードには、英数字と記号を表すことができる ASCII コード、 日本語を表すことができるJIS コード、SJIS コード、EUC コー ドなどがあります。メールではJIS コード(ISO-2022-JP)を使いま す。
メールソフトで漢字コードを設定する部分がありましたら、かな らず「JIS」を選んでください。それ以外のものですとあなたが書 いたメールが他の人には読めないかもしれません。詳しくは管理 者に相談してください。
ASCII コードは 0 から 127 までの 128 個のコードに文字(図形 文字及び制御文字)を割りあてた規格で、以下の94個の文字(ASCII 文字)を含みます。
! " # $ % & ' ( ) * + , - . /
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 : ; < = > ?
@ A B C D E F G H I J K L M N O
P Q R S T U V W X Y Z [ \ ] ^ _
` a b c d e f g h i j k l m n o
p q r s t u v w x y z { | } ~
「これらと空白文字(スペース、タブ、改行)の組み合わせ」がメー ルで使える文字のもっとも基本的なものです。
コンピュータで日本語を表す為の文字コードとして、 JIS(ISO-2022-JP)、EUC(UJIS)、SJISなどがあります。このうち 国際規格に沿ったコードは、JIS(ISO-2022-JP)、EUC(UJIS)の二 つです。前者はメールなどで使う為のものであり、後者はワーク ステーションなどのUNIX マシンで内部データを扱うのに用いら れています。また、国際規格と関係無く企業が独自で作ったもの としてパソコンなどで使われている SJIS(シフト JIS、MS漢字コー ド)もあります。
JIS(ISO-2022-JP) | メールやNetnewsで使うコード系。UNIXマシン等で も用 いられている。 |
EUC(UJIS) | UNIXマシン等で使うコード系。 |
SJIS(MS漢字コード) | パソコン等で使うコード系。 主に Windows や MacOS で使われている。 |
パソコンからメールを出す場合、メールソフトで漢字コードを設 定する部分がありましたら、かならず「JIS」を選んでください。 それ以外のものですとあなたが書いたメールが他の人には読めな いかもしれません。かならず、JIS(ISO-2022-JP)で送るようにし ましょう。
ただ、これはメールソフトやサイトの設定が正しくできていれば、 ユーザは通常は気にする必要はありません。もし、あなたの送っ たメールがすべて文字化けして読めないという返事が来たときは JIS(ISO-2022-JP)を使っていない可能性があります。管理者に相 談してください。
ある特定のコンピュータでしか扱うことのできない文字のことを 言います。特にここではJIS X 0208 で規定されていない文字のこ とを指しています。JIS X 0208 で規定されていない為、すべての コンピュータで読める保証が無いので、この文字の使用も避ける べきでしょう。丸付き数字などが機種依存文字に当たります。
JIS 0208 X で規定されている記号は ここを御覧下さい。
SJIS のパソコンやワープロで良く使われる文字ですが、現在多 くのソフトが標準としている文字コード(ISO-2022-JP) に含まれ ていません。 つまり半角カナを使った文章は相手 が読めない可 能性が高いので半角カナは使わないようにしましょう。
signature(署名)とは、その名のとおりメールの最後につける差出 人の署名のことを指します。通常、差出人の情報などを書いてお きます。例えば業務で使う場合、差出人の名前、会社名、所属、 連絡先などを書いておくのが一般的です。友達に出す時などはい ろいろ趣向を凝らした signature をつける人も多いですが、 signature が長いと本文が読みにくくなったり、もらった人が煩 わしく思う場合もありますので、あまり長い signature をつける のは避けた方が無難です。インターネット上では慣例的に4 行以 内の signature が好まれています。
メールの返事を書くことを、「メールにリプライする」あるいは 「メールのリプライを書く」と言います。メールの返事を書く時 は引用を適切に用いて簡潔に書くよう に心がけましょう。
返事メールの題名(Subject:) には、
Re: 元のタイトル
とすることが多いです。多くのメールソフトでは自動的にこのよ
うになります。返事の内容が元のタイトルから離れている場合は、
新しいタイトルをつけると良いでしょう。(Re: とは reply とい
う意味ではなく、電子メールが出現する以前から英文手紙で使わ
れている「〜に関して」という意味の法律/商業用語です)。
ちなみにNetNewsの場合には「リプライ」 ではなく「フォロー」もしくは「フォローアップ」と言います。
相手のメールに返事を書く場合に、その元となるメールの内容を 自分の返事に含めることを、「メールの引用」と言います。引用 は適切に行なうととても有用ですが、無駄な引用はトラフィック の無駄になるだけでなく、メールの内容もわかりにくくなるだけ なので注意しましょう。
また、相手のメールの内容を引用すると、大抵のメーラはその引 用部分には引用符(大抵の場合は'>')をつけて、誰がその部分 を書いたかを区別できるようにしますので、引用符を削除するこ とは避けましょう。
自分宛に来たメールを編集せずにそのまま他の人に送ることを、 「メールの転送」と言います。お知らせや連絡などの情報を他の 人にも見てもらう必要があるときなどに使われます。
ただし、メールには著作権が存在するので、他人の書いたメール を転送する場合はそのメールを書いた人の許可を取る必要があり ます。また、自分が転送して欲しいメールを送る時には転送して も良い旨を書いておくと良いでしょう。
むやみやたらにメールの転送を行なうことはチェーンメールにつ ながりますので、メールの転送を行なう場合は良く考えてから行 なって下さい。
ネットワーク上を転送され続けるメールのことをチェインメー ルと呼びます。チェインメールはネットワーク上で迷惑になる問 題の一つです。実際には、悪意を持ってチェインメールを流す場 合だけでなく、本来は善意の目的でメールを転送したものがチェ インメールになる場合もあります。メールの 転送を行なう場合は、有効期限、配布範囲、情報の出処など を明記してから行なってください。
また、転送されてきたメールをむやみに他の人/ネットワークに 転送しないことも重要です。実際に、Virus 情報と書いてあるメー ルに Virus を潜ませて転送し、チェインメールとなっていろいろ なところに Virus がばらまかれている事例もあります。もし、自 分のところにチェインメールが来たときに、どう処理して良いか わからない場合は、まずは自分のドメインの管理者に相談して下 さい。
コンピュータで扱うことのできるファイルの形式にはテキストファ イルとバイナリファイルの二種類あります。テキストファイルと は、文字コードだけを用いて書かれたファ イルで、人間が読んで理解できるファイルのことを指します。実 際にメールを送るときには通常テキストファイルを送ります。
コンピュータで扱うことのできるファイルの形式にはテキストファ イルとバイナリファイルの二種類あります。バイナリファイルは、 文字コード以外のコードを含むファイルです。ワープロの文書ファ イルや画像ファイル、音声ファイル、あるいはワープロソフトの プログラムがこれに当たります。バイナリファイルはそのままで はメールでは送ることができません。メールでバイナリファイル を送る為には、少し工夫が必要です。
メールでは基本的には文字しか送ることができません。MIME とは これらの制約の中で、メールでいろんな情報を送る為に考えられ た規格です。MIME 機能を使うことによってメールで画像や音声を 送ったり、複数のファイルを取り込んで送ったり、あるいは Subject などを多国語で書くことができるようになります。メー ルに「書類を添付」する機能をもつメーラは大抵この仕組みを使っ ています。
ただし、すべてのメーラが MIME 機能に対応しているわけではあ りません。またMIME 機能を使っていろいろなファイルを送るの がとても便利ですがメールのサイズが巨大になりますので、注意 して使って下さい。
最近のメーラでは、ワープロや表計算ソフトで作ったデータや画 像などのバイナリファイルをメール で送る機能も持っているものがあります。この機能を使って送っ たこれらのファイルのことを添付ファイルと呼びます。方式は幾 つかありますが、現在ではMIME の base64 方式 を用いるのが一般的ですが、すべてのメーラがMIME に 対応 しているわけでは無いのでその点を留意しておいて下さい。
ただし、添付ファイルを送る機能は便利ですがメールのサイズが 大きくなってしまい、ネットワークや相手側のシステムにトラブ ルを起こすこともあるので使う際には十分に注意して下さい。
ネットワークの導入、保守、運用などの作業を行なっている人を (ネットワーク)管理者と言います。特にメールの管理を行なって いる人のことを "postmaster" といいます。メールに 関するトラブルは自分が所属するドメイン の"postmaster" に相談すると良いでしょう。
ただし、なんでもかんでもすぐに "postmaster" に相 談するのではなくまずは自分で調べること(例えばメーラの設定が 間違えていないかなど)が重要です。
また、必ずしもネットワーク管理者が管理しているわけでは ありませんが、ML は ML 管理者がその運営を 行ってくれています。ML の参加者の皆さんは、ML 管理者の指示 には従うようにしましょう。また、ML の運営などに関するトラブ ルや質問については ML 管理者に相談すればいいでしょう。ただ、 ML 管理者は基本的にボランティアの場合が多いので、くれぐれも 失礼のないようにしましょう。
会社や大学など、ある集団の人たちの使っているネットワークの ことをドメインと呼びます。また、そのネットワークの名前をド メイン名と言います。例えば xxx という名前の会社がインターネッ ト上でyyy.co.jpという名前を使っている場合には「 xxx とい う 会社のドメイン名は yyy.co.jpです。」という風になります。
間違ったメールアドレスや存在しないホストを書いたときはエラー メールが返ってきます。エラーメールにはエラーの理由と元のメー ルが同封されています。簡単な英語なの敬遠せず、エラーの理由 を良く読んで問題を解決して下さい(大抵の場合はメールアドレス の書き間違いでしょう)。以下に代表的なエラーを示します。
User unknown … 相手のコンピュータまではたどり着けたのだが、
@ の前の部分が間違っている。
Host unknown … 相手のコンピュータにたどり着けなかった。@
の 後ろの部分がそもそも間違っている。あるいは途中のネットワー
クに問題がある。
メールアドレスが正しいのにエラーになって戻ってくる場合もあ ります(昨日まで相手に届いていたのに、今日出したらエラーになっ て帰ってきた等)。これは、自分と相手の間にあるメール配送 マ シンの設定ミスやネットワークの不調が原因ですので、何度も送 り直したりせず管理者に相談してください。 また、Warning (警 告)とあった場合は、メール自身はちゃんと送信されていることも ありますので、エラーメールの内容を良く読 んで、何度も同じも のを送り付けたりしない様にしましょう。
また、エラーメールはプログラムが自動的に送っていますのでリ プライする必要はありません。
なお、エラーメールの内容の意味がわからないなど、わからない ことがあったら自分のサイトの管理者に相談して下さい。
一つのメールアドレスに複数の受け取り人のメールアドレスをリ ストにして登録しておくことができます。ここにメールを出せば 登録したメールアドレスすべてに送られます。これをメーリング リスト(Mailng-List: ML)といいます。
議論のためや同じ趣味を持つ人同志の情報交換に使われます。ど
のようなMLがあるかは
"Active ML Lists in JP"
(http://www.iij-mc.co.jp/odajima/ml/ML-in-JP/)
を見てくださ い。(これはNetnewsのfj.archives.answersに
も定期投稿されています。)
MLに加入する場合に心得えておいてほしいマナーとして、
"Mailing-List Manner"
(http://www.plaza.hitachi-sk.co.jp/~masa-k/doc/ML-manner.html)
があります。
あなたがMLを主宰したい場合は管理者 に相談してください。
ネットワークニューズ。バケツリレーで多くのサイトを経由して 情報を流していくシステム。商業パソコン通信の掲示板に似てい ると思う人も多いですが、原理や運営や雰囲気やマナーが大きく 違います。不特定多数のいろいろな意見を持つ人が自由な雰囲気 で(だからときには辛辣な)議論をしています。
広域のNews Groupとしてfj.*などがあります。fj.*について知り たい方は、
「fjのページ」 (http://www.cs.orst.edu/~takikawm/fj/)
を参考にしてください。また、 「ネットニュースを快適に利用す る為に...(BEKKOAME版Rev.1.1)」
(http://www.threeweb.ad.jp/~kats/NN/FAQ.shtml) も非常に良くできたわかりやすい解説です。
なお、Netnewsの記事にリプライメールを書くときには、Netnews において引用可能かどうかを付記するようにしてください。
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