チェーンメールという言葉をきいたことがありますか?
電子メールというツールは、簡単にコピーをつくったり、転送することが出来ます。この結果、次々と連鎖的に転送されていくメールというのが発生しやすいのです。
例えば、全文転送を要請する不幸の手紙、設問にあったような回覧メールなどです。
不幸のメールを転送しない、というのは分かりやすいですよね?受け取った人が不快を感じる、あるいは迷惑となることが一目瞭然だからです。
では、輸血の情報等はどうでしょう?一見協力すべきのようにみえますよね?が、チェーンメールはネットワークに多大な負荷をかけ、その機能を麻痺させてしまうのです。ほんの数名からであっても、あっという間に数千、数万とその数は増えていき、ネットワークの許容量を超えてしまうのです。イメージ的には、台風が来たときなどにその地方への電話が全てかかりにくくなってしまう、そんな風に言えば分かりやすいでしょうか?
さらに、コンピュータウィルス情報のようなものを内容としたデマも、チェーンメールになりやすいものの一つです。発信者が不明であったり、時期が不明確なものも、無責任に転送すると皆の迷惑になってしまうのです。
ネットワークは無限のものではなく、世界中の人がつながって、共用しているものなのです。お互い、気をつけて利用しましょう。
万が一、チェーンメールを受け取った場合は、その部署なりプロバイダなりの管理者に連絡し、絶対にそれ以上は転送しないようにしましょう。